空に開かれた窓
Bar Vendômeとテラスを結ぶガラス張りの天蓋は、ベル・エポックを彷彿させるデザインが特徴です。
天気の良い日には、開いた天蓋からパリの空に向かって陽気な会話が立ちのぼります。雨の日には、透明な傘のごとく張りめぐらされたガラスをつたって、ひっそりとした話し声がしたたり落ちていくかのようです。
霜が降りる頃にはサンルームと化し、ビロードの肘掛椅子が置かれます。昼は明るい光が差し込み、夜は星を間近に感じることのできる場所。
朝のコーヒーから夜の閉めの一杯まで、リッツ パリの精神が息づく場所なのです。